台風19号を体感して、慌ててインスタント食品や缶詰を買いこんだわが家。
『非常食』について、改めて考えさせられました。
普段のお買い物から食糧の備蓄を意識すれば、万が一の時も慌てず、健康的に過ごせます。
『私なら、こうするな』など、一緒に考えながら読んでみてくださいね!
・非常食に向くもの、向かないもの
・ローリングストックって何?
・スーパーで買える非常食について
・お菓子の大切さ
・意外と忘れがちなアレコレ
・非常時でも野菜は食べられる!

非常食に向くもの、向かないものとは?
今現在、わが家にある非常食になりそうなものを集めてみました。
彼氏がカレー好きなので、カレーばかりありますね。笑
この非常食たちに、共通することはなんだと思いますか?
正解は…
- 主食ではなく、おかずであること
- 味が濃い
意外と『缶詰めやレトルト食品があるから大丈夫でしょ』と思いがちなんですが…。
おかずのみだと栄養バランスが崩れてしまいます。
脳のはたらきに必要な糖類は炭水化物から取れるので、ごはんと一緒に食べることがベスト。
お水を入れるだけで食べられるアルファ米も用意することにしました。
また、味が濃い食品は塩分が多いということであり、腎臓に負担がかかるほか、非常時に貴重な飲料水を余計に消費してしまうことになります。
辛い食べ物は体が温まりますが、胃腸に刺激となります。
もし被災した場合はストレスからお腹の調子を崩しやすいので、できれば辛い物は避けてください。
非常食は、以下の基準を満たすものが望ましいです。
- 栄養バランスが良い
- 塩分濃度が低い(味が濃くない)
- 乾きものではない
- 長期保存が可能

賢いのはローリングストック法
非常食の備蓄は一般的な災害の備蓄なら3日分、大規模災害であれば1週間分は必要といわれています。
家族が多ければその分量も増えますよね。
狭いお家の方は『そんなに食料を置いておくスペースが無い…』と思いがちですが、諦めるのはまだ早いですよ!
そんな方は、ローリングストックという仕組みを取り入れてみましょう。
定期的に備蓄を食べて、食べた分を買い足し備蓄していく方法です。
1~2カ月に1、2度食べて消費します。
(参照:内閣府防災情報のページ)
この方法のメリットは…
- 大規模災害時にも対応できる量がストック可能
- 長期保存する非常食より場所を取らない
- 非常時でも普段から食べ慣れているものが食べられる
東京防災や東京くらし防災でも『日常備蓄』として紹介されています。
とくに、東京防災はイラストが豊富で理解しやすく、災害について徹底的に網羅されています。
大人だけでなく、高齢者や子供がいる場合などさまざまなケースが想定されているため、個人的には都民でない方も一度は読んでおいてほしいと思いました。
スーパーで買える非常食やお菓子
災害時、一番大切な備蓄は飲み水です。
人間は10~20日食べなくても生きていられますが、水を飲まないと2~3日でダメになります。
1日に必要な飲み水は、1人当たり3L。
最低でも3日分を用意しましょう。
大規模災害時には、1週間分あると安心だそうです。
(参照:首相官邸)
普段から水道水をメインに使用するお家が多いと思いますが、災害時はライフラインが止まってしまうので、普段からペットボトルの水に慣れておくことも大事です。
もし、お家にスペースがあるなら、災害時向けの保存水を買っておくのも手です。
わが家は水はスーパーで安い時に箱買いし、600mlの麦茶1ケースをAmazonの定期便で頼んでいます。
定期便とは、設定した期間に1回、Amazonが届けてくれるサービスです。
通常価格から割引が適用されるためよく利用しています。
飲料水のストックやお米、洗剤など、重いモノの注文におすすめのサービスです。
また、台風19号の時に『魚肉ソーセージ』は常温保存で約3,4か月間持つことを知り、ストックするようになりました。
災害時に摂取しづらいタンパク質やカルシウムを手軽に補えます。
匂いも強くないので、周りに人がいてもサッと食べやすいですよね。
長期保存はしにくいですが、かまぼこやチーズなども備蓄しておくと、不足しがちな栄養を補給しやすいです。
冒頭で、災害時にはおなかの調子を崩しやすいとお話しましたが、乳酸菌が入って長期保存が可能なビスコの缶入りタイプもおすすめ。
レビューを見ると、乾パンに比べて美味しいから、という理由で買われる人が多いようです。
好きなお菓子があると、ストレス軽減になり災害時でも前向きに過ごせます。
とくに、豆類が入ったお菓子だとタンパク質やビタミンが摂れてからだにもよく、一石二鳥です。
ちなみにわが家では、柿の種を常備しています。
いつも買うお菓子の消費期限や賞味期限をチェックして、長持ちしそうなものは常に1個ストックしておきましょう。
【2020/03/25追記】焼くor煮るだけで主食になるお餅もおすすめです。
サトウの切り餅は個包装になっているうえ、長持ちするフィルムで包装されていて、非常食には最適。

意外と忘れがちなカトラリーや食器、ガスボンベ
非常食は容器なしで食べられるモノが主流ですが、スプーンやフォークなどのカトラリーがなければ食べにくいですよね。
わが家は非常持出袋に入れっぱなしにする予定なので、耐久性のあるチタン製のカトラリーを買う予定です。
また、非常時に温かい食事をするためにガスコンロ・ガスボンベを用意しておくことは大切です。
最近はガスコンロもスリムに進化していて、スペースを取らずに保管できます。
わが家はガスコンロもガスボンベも、イワタニ製のモノを使っています。
1缶で鍋の時期に10回程度1時間使用で1年半~2年は持ちました。
食事を素早くすませれば、それだけ使用期間も長くなるはずです。
非常用には3本もあれば十分だと思います。
野菜を楽しめる非常食
非常時に意外と難しいのが、野菜などのビタミンを摂取することです。
普段から野菜ジュースを常備しておくと、いざという時に助かります。
紙パックよりも缶の方が丈夫なので災害用のストックには向いていますね!
カゴメの『野菜一日これ一本』は長期保存用が出ていて、なんと5年も持つというから驚き。
味はほとんど変わらないそうです。
こういった商品は、店舗よりもネットの方が取り扱いが多いですね。
私も買っておこうと思いました。
カゴメからは、野菜スープがセットになった商品も出ています。
こちらは塩分が1食1g以下に抑えられているそうです。
災害時にぴったりですね!
皆さんも、ご自身のお家に必要な非常食を考えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!