断捨離初心者の私が、一番はじめに手を付けたのは『洋服』でした。
プチプラの服だから…とついたくさん買ってしまったり、トレンドを追っていたら増えてしまって…クローゼットも引き出しもぎゅうぎゅう。
取り出しづらくてイライラ。服へのダメージも心配でした。
この体験が『モノを減らしたい!』と強く思った、一番最初のきっかけです。
それから、自分なりの基準を決め、いらないと思うものを処分した結果…
『着たい服が取り出しやすい!』『どこに何があるか一目瞭然』
『引き出しがぐちゃぐちゃにならない!』
といった、プチ感動体験を味わって…すっかり断捨離の虜に。笑
もくじ
服を処分する前の準備
早速捨てる準備に取り掛かりましょう。
まずは段ボール、ゴミ袋などを3つ用意します。
洋服を入れられるモノなら何でもOK。(紙袋や空き箱、カゴなど)
そして、引き出し、クローゼットにある服を全部出します。
今日はこの引き出しだけ、など少しずつ進めてもいいですが、自分が何をどのぐらい持っているのか全体像を把握するためにも、一気にやってしまうのがおすすめです。
3つの仕分け方は、以下のようにしました。
①毎日着ている服:普段着、スーツや制服など通勤通学に絶対必用な服など
②たまに着る服:特定の用事や、おしゃれしたい時だけ着る服など
③全然着ていない服:買って失敗した服、趣味や体型が変わって着られなくなった服など
優先して手をつけるべきは、③の全然着ていない服です。
どうしても家事や育児で忙しく、断捨離の時間が取れない場合は、③の服から手をつけるだけでもOK。
貴重な収納スペースを着ない服に占領されるのはもったいない!
着たい服を選びやすい、ストレスフリーな収納に変えていきましょう♪
服の仕分けができたら、
③全然着ていない服
②たまに着る服
①毎日着ている服
の順に、早速『いるかいらないか』の基準に当てはめていきます。
私の服を捨てる判断基準
服を捨てる時に真っ先に考えた基準は『1年以内に着るか』でした。
でもそれだけで判断してしまうと『捨てなければよかった』と後悔することも…。
その時、減らす服には優先順位があり、その判断を誤ってしまうと後悔しやすいと気づいたんです。
また、『本当は好きなのに、多すぎるから手放す』のもあまりおすすめしません。
この考えを根底に持つことで、無理して捨てる失敗は無くなります。
同じ色柄、デザインの服って着慣れていてリラックスできるし、すでに合わせやすいアイテムを持っているから、コーディネートしやすいですよね。
極端な例ですが、『いつも水玉のシャツばかり着ている』『花柄のワンピースばかり着てしまう』こんな場合、人に覚えてもらいやすいというメリットもあるんです。
着ていると落ち着いたり幸せな気持ちになれる服は、あなたにとって大切。
失敗を防ぐための大事なポイントなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
以下から私の『服を捨てる基準、手放す方法』について、優先順位ごとに解説していきます(*^^*)

①ダメージがある服
(落ちないシミがある、糸が出ている、型崩れしている、虫食いの跡がある)
私の場合、ダメージがある服でも『いつかリメイクしよう』と考えていましたが、そのいつかは来ませんでした。
本当にまた着たかったら、すぐにでも直すはず。
そうじゃない服だったんだ、と潔くお別れする事にしました。
②サイズが合わない服
キツい服は血流が悪くなり、体に負担です。私はほとんどを手放しました。
最近はオーバーサイズの服が流行っていますが、大きすぎて肩が凝る、疲れる、というマイナスの要因が目立つなら、処分の対象にしてみてくださいね。
もし産後やストレスで体重が増えて、昔の服が着られない場合は『5年後も着られる服か?』と考えてみる方法もあります。
以前、スタイリストの方が『服は5年経つとダサい印象になる』とテレビで話されていて。
私が捨てた服の中にも、5年は経っているモノがあり、妙に納得してしまいました。
③好みではなくなった、なんとなくで持っている服
服を手に取ったり、体にあててみて、トキメキや安心感、穏やかな気持ちなどの感情が起こらないのであれば、手放しても問題ない服です。
私の場合は『何となく使えそうだから持っていた』アイテムがこの基準に当てはまりました。
もし必要になったら、もっとお気に入りの色や、デザインのモノに買い替えよう!と考えることで前向きにお別れできました。
開いた分のスペースに、もっと素敵な服を迎えられる!と想像したらワクワクしませんか?
好きな服を着て、気分良く出掛ける自分をイメージして…トライしてみてくださいね。
④シワができやすい、アイロンが掛けにくい、洗濯しにくい
綿素材の服は、シワができやすいです。
反対にポリエステルなど化学繊維のものはシワができにくいため、アイロンを掛ける手間が減ります。
手持ちの服の中で、シワができやすい、またはアイロンが掛けづらくて、苦労している服はありませんか?
そういった服があると、スチームをかけたり、のり付けをするなど、小さな家事が増えてしまいます。
また、特殊な生地のものはクリーニングに出すことになり、お金も手間もかかってしまいます。
それでも良いほどお気に入りの服は別として、断捨離基準に当てはまるようなら、処分を検討してみてくださいね。

捨てられない服の断捨離方法
『記念日に彼に買ってもらった服』『有名ブランドだけど、破格で手に入れた服』『プレゼントでもらった服』
こういった思い入れや思い出のある服は、捨てにくいですよね。
私も同じように迷う事があったので、すご~く分かります。
そんな時は、客観的な目線で見るようにして『自分に似合うか?』をとことん考えました。
以下から、試してみた3パターンのお話をしますね。
①鏡の前で合わせてみる
『自分の顔立ちや雰囲気に似合っているか?』『顔色が悪く見えないか?』
『流行から遅れたように見えないか?』『膝が隠れる丈か?』『透け感はどうか?』
『生地の触り心地は?』『着ていてどんな気持ち?』
こうやって、さまざまな角度からチェックしました。
じっくり考えることで、自分が何を重視しているかも明確になってきます。
それでも捨てられなかったら…次へ。
②着た状態を写真に撮る
なるべく全身が映るような状態で、写真を撮ります。
サイズ感、スタイルよく見えるか、徹底的にチェックしてみます。
鏡で見るよりも、良さ・悪さが分かりやすく、客観的に判断しやすいです。
それでも捨てられなかったら…次へ。
③家族や友人、仲の良い店員さんなどに意見をもらう
①~②は自分目線で必要か、似合うかを判断しましたが、これが意外と難しいんですよね。
なので、自分以外の人に着た姿を見せて、意見をもらいます。
この時に、『遠慮しないで言って』と伝えることが大事。
普段から行動を共にしている家族や友達だと、意見をもらいやすいのでおすすめですよ。
洋服を手放す方法
いらないモノを分けたら、次は手放し方です!
大まかに分けて5つの方法があります。
①普通にゴミとして捨てる
②誰かにあげる、譲る
③寄付、リサイクルをする
④フリマアプリやオークションで売る
⑤宅配買取で売る
メリット・デメリットも踏まえて、それぞれお話していきますね(*^^*)
①普通にゴミとして捨てる
メリット:簡単、手っ取り早い/デメリット:誤って捨てやすい
ゴミ袋さえあれば簡単に捨てられて、難しいことはありません。
でも、手軽だからこそ、捨てなくていい服まで勢いに任せて捨ててしまい、後悔しやすいです…(経験談)。
ゴミ袋に入れる直前も『本当に捨てていいのか?』と、心に問いかけてみてくださいね。
ちなみに、捨てる前にウエス(雑巾)にするという手もあります。
②誰かにあげる、譲る
メリット:簡単、感謝される/デメリット:モノを選ぶ
もし体格の似た友達、知人がいるようなら譲ってあげるのも手です。
私は姉や母に、洋服だけではなく色々なモノをあげています。
重要なのは『普通に使える状態のもの、相手が好きそうなもの』にすること。
相手が使えない、使わないモノは困惑させてしまいますし、避けた方が良いと思います。
親しき中にも礼儀あり。大切な関係を壊さないように、配慮したいですね。
③寄付、リサイクルをする
メリット:感謝される/デメリット:少し手間、場合により送料が必要、モノを選ぶ
例えば『洋服 寄付 〇〇市(←現住所)』で検索してみてください。
家の近くで洋服の寄付ができる場所があれば、送料もかからないので一番手軽です。
ただ、状態が悪いと断られてしまう場合もあります。
またGU・UNIQLOの服かつGUアプリ会員なら、1日1回のみリサイクルで10ポイントが貰えます。
※UNIQLOの店舗にもリサイクルBOXがありますが、ポイントが貰えるのはGUのみなので間違えないようにしてくださいね。
あとはZOZOTOWNのZOZO買い替え割や、割引券が貰えるマルイの下取り、他社製品でもOKなRight-onなど下取りサービスを利用する方法があります。
私は最近知りましたが、無印良品店頭でもReMUJIというサービスを行っていました。
まだ着られる服を捨てずに済み、それが誰かの役に立つ、って嬉しいですよね(*^^*)
④オークションやフリマアプリで売る
メリット:お金になる/デメリット:手間と時間がかかる
未使用で状態が良かったり、トレンドアイテムだったりする場合は、売るという選択肢がおすすめ。
私も色々と出品してきましたが、状態の良い服や、ブランド物の服は売れやすいと感じています。
ファストファッションでも、人気商品であれば何度か購入されました。
ただ、売れるまで時間が必要だったり、安くしないと売れなかったり…。
意外とすぐに断捨離できないんです。
なので私は『3ヶ月後に〇〇円まで値下げしても売れなかったら、捨てるかリサイクル』など、期限と最低価格を決めて処分していました。
余談ですが、リアルに対面で販売するフリーマーケットは時間と手間の割に売れなかったり、値切られて安く買われるケースが多いです。
地域の人とのつながりが欲しい、スマホ操作が苦手、という方には向いている方法ですが、それ以外の方にはあまりおすすめできません。
⑤宅配買取で売る(おすすめはココ!)
メリット:お金になる、手軽/デメリット:ファストファッションは売れにくい
こちらも④と同じく、ブランド物、トレンド物が買取対象になりやすいです。
GUやUNIQLO、H&M、ZARA、Honeysなどプチプラ服は買取できないところが多いので注意してくださいね!
サイトによりますが、段ボールを自宅に送ってもらう→その中にいらない服を入れる→自宅に来た配達員さんに渡すだけ。
とっても簡単でラクチンですよね(*^^*)
自分で撮影や発送をするのって、地味に大変ですが、宅配買取サービスならそんな手間も時間も必要ないんです♪
菜々緒さんのCMでおなじみ、Brandear(ブランディア)が個人的にはおすすめです。
査定料、キャンセル料、返送料、振込手数料、梱包材、全て無料だし、多少痛みがあってもOKだし、洋服だけじゃなく、アクセサリーやバッグ、時計、貴金属なども査定してくれます!
断捨離から学んだこと
服の断捨離しはじめると『自分が何を重視しているか』が見えてきます。
私は、その基準をスマホにメモし、買い物で迷う時、見るようにしました。
「可愛いけど…この服は基準に当てはまらないから、買っても結局着ないんだよね」と、自分にブレーキをかけられます。
結果、服を買う時の失敗も自然と減り、捨てる行為自体も減ってきています。
「自分が着ていて心地良い服」は愛着が湧くので大切に着るようになり、新しい服を買いに行く時間やお金の節約になります。
わが家は、大切な洋服を保管する際に、虫食いやカビを防止する洋服カバーを導入しました。
普段着には掛けるだけの手軽なタイプを使用しています。
毎日着る服だからこそ、取り出しやすく、選びやすい空間にしたいですよね。