先日読んだ、勝間和代さんの『勝間式超ロジカル家事』。
すっごく面白くて勉強になったので、内容をシェアしたいと思います。
【この本はこんな人におすすめ】
・仕事が忙しくて家事まで手が回らないママやOLさん、ひとり暮らしの人
・家事の斬新なアイディアが知りたい人
・モノや服が多く、悩んでいる人
家事ストレスから解放されたい人に、おすすめの本です。
・調理家電とは?
・革新を起こす!家事の考え方
・パート代で調理家電を買うなら?
・調理家電の豊富なメリット
もくじ
調理家電とは何?どんなものが当てはまるか
本の内容に触れる前に『調理家電って何?』という方もいるかと思いますので、一応定義をお話ししますね。
ざっくり言うと、調理で使う家電全般のことを指します。
【調理家電一例】
- 電子レンジ
- トースター
- 電気炊飯器
- フードプロセッサー
- ミキサー
- ブレンダー
- ホットプレート
- ヨーグルトメーカー
- ホームベーカリー
- 電動コーヒーメーカー
- 電気ケトル
- IH調理機(フライヤー、圧力鍋など)…etc
こうしてみると、調理家電はとっても身近な存在ですね。
私も調べてみて、普段の生活の中に沢山あるんだなと気づきました。
調理家電は料理の時短、ガス代の節約、栄養を逃さないなど、メリットが多数あります。
【Panasonicのビストロ】
レンジ、グリル、トースト、パンの発酵、肉まんやフライの温めなど多彩な使い方ができるスチームオーブンレンジです。
専用のグリル皿が油や塩分を落としてくれるので健康的だし、二段になっていて、上下別の調理ができる『合わせ技セット』が時短でお気に入りです。
(いつかこちらのブログで詳しくご紹介します!)
ちなみに、NE-BS1500という商品を使っています。
本のテーマは『家事のバリュー・イノベーション』
聞きなれない単語ですが、決して難しい話ではないので安心してくださいね。
「ブルーオーシャン戦略」という経営戦略本に出てくる単語『バリュー・イノベーション』は、この本のテーマだと私は感じました。
サービスの受取手にとって価値を感じるところにだけ力を入れ、価値を感じないところは手を抜く考え方のこと。
これを家事に置き換えてみると…。
『毎日雑巾で床を水拭きするのは良いこと』と思っていても、きちんと消毒された雑巾を使わなければ雑菌を床に塗り広げているだけ。
逆に不健康の原因になってしまいます。
また、誰にでもできる単純作業で自分にしかできない家事とは言えません。
かわりに床はお掃除ロボットに拭いてもらって、もっと他の価値ある時間を増やそう、といった考え方が家事のバリュー・イノベーションです。
何事もロジック、すなわち、仕組みや原作を知る事がたいせつです。例えば、料理のレシピを丸覚えしても、それ以外の料理は作れません。違う料理を作ろうとするたび、レシピを探す手間が必要になります。(中略)しかし、一番美味しくなる材料ごとの最適な熱温度や、材料の量に対する塩分濃度を一度知るだけで、だいたいどのような材料でも、何でも美味しく作れるようになります。
著者の勝間和代さんの熱量をひしひし感じるページでした。
目次は以下のように6章から構成されています。
序章:超ロジカル家事のススメ
第1章:超ロジカル料理編
第2章:超ロジカル掃除&洗濯編
第3章:超ロジカル収納編
第4章:超ロジカル家計術
第5章:超ロジカルファッション編
第6章:超ロジカル健康管理編
経営コンサルティングや経済評論家の仕事で培ってきた「結果を確実に出すための思考法」を家の中で実践した、というのもポイント。
調理家電は「投資」という考え方
読んでいて一番びっくりしたのは、勝間さん宅の調理家電の数!
炊飯器以外にオーブン×3、IH調理鍋×2、計5台の調理家電を活用されています。
使い方やメリットは後述するとして「調理家電って高いし…そう簡単に買えない」というのが、一般家庭の本音ではないでしょうか?
わが家にも炊飯器とオーブンレンジ以外の調理家電はありません。
さらに主婦だと調理家電を買う前に旦那さんの了解を得なければいけない、という方も多いはず。
- 調理家電は消費ではなく、投資と考えるべき
- 欧米諸国では当たり前に使われている
- 最新家電を取り入れる事で、家事の負担は劇的に軽くなる
こういったメリットがあるにもかかわらず、主婦の地位が低く見られている日本では、
- 高い家電を買っても、ラクをさせるだけ
- 現状で回っているのなら買う必要はない
といった、男性陣からの古い考え方が原因で、調理家電は嫌煙されがちだと勝間さんはいいます。
パート代でも購入できる
家事時間が減るということは、その分パートなどの労働時間を増やせて、収入につながるし、家族だんらんの時間や、睡眠時間が増えることもあります。
例えば皿洗いはどんなにやっても上達するスキルではないので、機械や人工知能に任せてしまう。
そして、よりやりがいを感じる仕事や時間に使った方がプラスになる。
勝間さんの言う『家事のバリュー・イノベーション』、私はすごく賛同できます。
ただ、そうは言っても調理家電って家計に響くし…と思っていたんですが。
計算を見たら、ハードルがグッと下がりました!
例えば、食器洗いの時間を30分短縮してくれる食洗機を買いたいとします。
もし現在時給1000円で働いていて、ひと月20日勤務なら…
意外にも短期間で回収できてしまうんだな~と思いました。
食洗機に限らずロボット掃除機や他の調理家電など、すべてに当てはまる話。
旦那さんの稼ぎではなく、自分のパート代で調理家電を購入することだって不可能じゃない、と思える。文句を言われずに、胸を張って使えます。
家事がラクになると価値ある時間が増える
おさらいになりますが、『サービスの受取手にとって価値を感じるところにだけ力を入れ、価値を感じないところは手を抜く考え方=バリュー・イノベーション』でしたね。
価値を感じないところ=ムダな家事に当たります。
では、価値を感じるところ、とは何か?
人にもよるとは思いますが、以下のような時間のことです。
- 睡眠時間
- 子どもとコミュニケーションを取る時間
- 資格取得のための勉強時間
- 大好きな本を読む時間
- 家で映画をゆっくり楽しむ時間
価値のない家事は手を抜いて、自分にとって大切な時間を優先させた結果、健康や家庭円満、スキルアップにつながり、調理家電に投資した金額以上のリターンになることも。
|
調理家電を使用する6つのメリット
先程は『調理家電で価値のある時間を増やせる』というメリットをお伝えしましたが、この章では実際に調理家電を使うことで起こる❝調理中のメリット❞についてお話します。
勝間さん宅では、以下の調理家電がフル活用されています。
調理家電に共通するメリットは以下のとおりです。
①料理のそばについている必要はなく、ほったらかしで完成。その間に他の家事や好きな事ができる。
②最適な加熱温度に設定できるから、仕上がりが美味しい。料理が苦手でも大丈夫。
③材料のカットや調味料などの下ごしらえをすませれば、スイッチ1つで完成する。
④お惣菜やお弁当を買いにいくよりも時短・節約になる(勝間家の場合、一食三品の献立を20分で仕上げる事が可能)。
⑤低温調理はアクが出ず、アク取りの手間いらず。グラグラ煮ないので、食材同士がぶつからず、面取りも必要なし。
⑥出来立てを美味しく食べられる。
以前お友達の家にお邪魔した際、調理家電で作ったビーフシチューを頂きましたが、じゃがいもはホクホク、お肉はやわらかでとっても美味しかったのを思い出しました。
調理家電は忙しいお母さんの味方ですね!調理家電デビューするなら、温度調節ができるIH鍋がおすすめだそうですよ。
|
他にもこんな面白い話が載ってます!
私が第1章の超ロジカル料理編で、思わずメモした内容の一部をご紹介します。
- 食事に対する思い込みを捨て、自由な発想で献立を考えるフレームワーク思考
- 料理をラクに、時短にするポイント
- 勝間さんがよく買う、買わない食材のリスト
- 料理の失敗が減る原理原則
- 肉や野菜のベストな加熱温度について
今の時期は火の前に立っていると汗だくになるし、ほったらかし調理ができる家電は助かりそう。わが家でも導入する日がくるかもしれません。その際は報告させて下さい!