先日、クローゼットでカビたコートを発見し、大変な思いをしてから、衣類の保管について考えるようになりました。
長期間着ない洋服(結婚式に着ていくドレス、冬物のコート、喪服)のために、ミセスロイドの衣類カバーを購入。
≫衣類のカビ・ダニ対策に!ミセスロイドスーツ・ジャケット用防虫カバーをレビュー
そして「普段着も何かで対策したいな」と思い始めたのが、ミセスロイドの吊り下げ式タイプです。
衣類のカビ対策にお悩みの方は、ぜひ見てみてください♪
・洋服にカビがつく原因
・実物を写真つきでレビューし、使ってみた!
・吊り下げタイプのメリットデメリット
・吊り下げタイプと衣類カバーの使い分け方
洋服がカビる原因とは?対策と予防方法
衣類カバーの記事でもお話したのですが、初めて読まれる方のために洋服がカビる原因についてお話します(既知の方は飛ばしてくださいね)。
カビが大繁殖するのは、以下の3つの条件がそろった時です。
- 60~80%の高湿度
- 20℃~30℃の室温
- 汚れ(髪の毛、ホコリ、皮脂、服の繊維、ダニ、食べこぼし…etc)
一番最後の汚れは、カビにとってごちそう。餌になってしまうので注意です。
湿気がたまりやすく、温度変化もあまりないクローゼットは3つの条件を満たした、カビにとって非常に居心地の良い場所なんです。
カビを予防するためにすべき対策は、以下の3つです。
- 湿気対策
・除湿機や乾燥剤を使う。
・湿度の低い日にクローゼットを開けて換気をする。
晴れが続いている時が一番おすすめ。雨の日の翌日は晴れていても湿度が高いので注意。
・扇風機を回したり、エアコンのドライ機能を使い、クローゼット内の湿度を低くする。
・クリーニングのビニールカバーは外して保管する。 - 温度対策
・エアコンで20℃程度を設定する。ただし完全に取れるわけではなく、成長を遅らせる程度。 - 汚れ対策
・掃除機掛けと拭き掃除
まず掃除機でホコリを吸い取る。舞い上がったホコリが床に落ちてくる15分~20分後に拭き掃除。この時アルコールスプレーを使うとカビに効果があります。
・一度でも着た衣類はクローゼットに入れない
・衣替えをする際はついでにクローゼット内を掃除する
・洗濯槽をこまめに掃除する
また、洋服の詰め込みすぎは風通しが悪くなり、湿度や温度があがりやすい原因になるので、気を付けてくださいね。
ここまでで、湿気や汚れがカビの原因や対策は分かったと思います。
でも、毎日換気したり掃除するのは正直大変ですよね..!
吊り下げるだけでカビを予防してくれるんです!
もちろん換気や掃除は必須ですが、ミセスロイドがあることで頻度を下げられるので、家事の負担が減ります。
カビ対策も合わせて行うことで、カビが繁殖しにくいクローゼットをキープできますよ!
ミセスロイドのクローゼット用をレビュー
白元アース ニオイがつかない ミセスロイド クローゼット用 3個入り
サイズ:横約18.4cm、縦11.3cm~8.5cm、厚み約1.5cm、フック部分直径約3.5cm
成分:プロフルトリン、エンペントリン(ピレスロイド系)、フェノール系防カビ剤(防カビ成分)、鉱物系吸着剤(消臭成分、黄ばみ防止成分)
JANコード:4902407125033
せんいの防虫効果(適用害虫):イガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ
収納空間のダニよけ効果:屋内塵性ダニ
★日本製
中身はこんな感じです。
なぜか左右で高さが違うんですが、理由(と勝手に推測)は後半で解明します。
ミセスロイドに共通する機能ですが、1つで4役な優れものです。
- 防虫
- 収納空間の気になる臭いを消臭
- 防カビ
- 黄ばみ防止(※汚れが原因の黄ばみではなく、窒素系酸化物(NOx)による黄ばみ。素材や生地によって黄ばみ防止の効果は異なるそう)
前回と少ししか変わりませんが、ミセスロイドの防虫衣類カバーの特徴をお話しておきます。
- 1個で1年間有効
- ウールマーク付きの衣類の防虫に適している
- 他の防虫剤と併用して使える
- 衣類に匂いがつかないタイプ
- ホコリよけになる
- 金糸、銀糸、ラメ加工製品、ボタン類(金属・プラスチック製品)、和服、毛皮などの皮革製品類にもOK
厚みは1.5cmなので、洋服の間に入れてもかさばらない印象です。

使い方と使用上の注意
ミセスロイドクローゼット用は、お使いのクローゼットの大きさにより、使用量が決まっているので注意が必要です。
使用量よりも大きいクローゼットの場合は、ミセスロイドのウォークインクローゼット用を購入する必要があります。
外箱には、収納前に読むべきことが書いてあったので、お話しておきます。
・衣類の汚れをきちんと落とす。汚れがある場合は、虫の被害にあいやすくなります。一度でも着た場合は、洗濯やクリーニングできれいにしてから収納しましょう。
・収納場所の湿気はカビや臭いの原因に。衣類収納の際は、防虫剤とあわせて湿気対策をすると効果的。クリーニングのビニールカバーは湿気がこもりやすいので外して収納しましょう。
・防虫剤の効き目は上から下へひろがっていくため、収納空間の上部に設置するのが効果的。
・衣類は詰め込みすぎず、防虫成分が行き渡るようにする。
早速わが家でも、普段着の定位置である納戸に設置してみました。
ルミナスラックに、ミセスロイドを引っ掛けます。
掛ける部分の直径は、3.5cm程度あるため、余るくらい余裕でした。
洋服を取るときにも、簡単に外れたりしないのが良いです。
不思議だった左右の高さの違いが、うまく作用しているんだと思います。考えられてますね!
私達以外誰も見ることはないし…いいかな。
洋服を虫に食われたり、カビさせるよりはずっといいかなと思います。
ミセスロイド吊り下げタイプのメリットとデメリット
洋服自体に被せるカバータイプと吊り下げタイプには、それぞれ違いがあります。
メリット、デメリットどちもあるので、使い分けが大切だと感じました。
【吊り下げタイプのメリット】
・ラックに引っかけるだけで良く、カバーより手軽
・収納空間自体への消臭効果がある
【吊り下げタイプのデメリット】
・見た目がイマイチ
・服に被せるわけではないので、効果は低そう(※あくまで個人的な意見です)
また、吊り下げタイプには衣類カバーにあったお取替えシールはついておらず、かわりに右上部分に「おとりかえください」という文字が浮き出てきます。
私は取替時期が本当に1年か気になったので、油性ペンで本体に日付を書いておきました。
カバータイプ、吊り下げタイプそれぞれの良いとこどりをするため、わが家では以下のように使い分けてます。
- 本当に大切な衣類にはカバータイプ
服に直接被せて、汚れや虫、変色からしっかり守る。
▶レビュー記事 - 普段着は手軽な吊り下げタイプ
衣類の収納空間全体を、臭い、カビ、ダニから守る。