ぬか漬けが大好きで、『いつか作りたい!』と思ってはいたんですが、
- 毎日かき混ぜなきゃいけない
- 置くスペースがない
- 匂いが気になる
といった心配事があり、チャレンジできず。
上に挙げた悩みをすべて解決してくれるから、ぬか漬けを手軽に始めてみたい、初心者の方には本当にピッタリですよ!
当ブログでは実際に使う中で感じたデメリットと、その解決方法も合わせて紹介していきます。
・無印良品のぬか床をレビュー
・成分やコスパは?何回使える?
・保存容器のこと
・メリットとデメリットについて
・混ぜる時に使う道具は無印のアレ!
・冷蔵庫保管する時のサイズ感とポイント
もくじ
無印良品の発酵ぬかどこってどんなもの?
こちらが、無印良品のぬか床です。
写真だと平べったいですが、チャック付きの袋に入っているため自立し、容器として使えます。
【成分】米ぬか、食塩、昆布、唐辛子、ビール酵母
【価格】チャック袋:1kg/税込み890円 補充用:250g/税込み290円
(2019/12月現在)
お気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、下の方に賞味期限が書かれています。
購入したのは今年(2019年)の6月ごろ。
『ぬか床って、半永久的に持つものじゃないの?』と最初驚いたのですが、この賞味期限は未開封の場合でした。
回数に関係なくちゃんとお手入れしていれば、通常のぬか床と同じように半永久的に繰り返し使えます。
補充用は一時期オンラインストアや店舗で売り切れが続出したようですが、私は11月の無印良品週間中に都内店舗で購入することができました。
ちなみに、製造者は無印良品ではなくみたけ食品となっていて、同会社が作っている商品と成分は全く同じです。
↓オレンジの線を引いた部分に、確かに『みたけ食品工業株式会社』と書かれています。

無印良品のぬか床と違うのはパッケージぐらいで、野菜の漬け込み時間も同じですし、裏面の商品説明もほぼ同じでした。
数十円高いですが、同じぬか床なので混ぜても安心です。
- MUJIショッピングポイントを貯めていない
- デザインは問わない
といった場合は、無印良品の保存袋タイプを買うよりも各サイトのポイントやギフト券が使える『みたけ食品の発酵ぬかどこ1kg』の方が少しだけコスパは高いです。
無印良品のぬか床のメリット・デメリット
- チャック付き袋に入れられており、容器がなくても始められる
- 発酵済みなので、すぐに漬けられる
- 週に1回混ぜるだけでいい
- 補充用があり、足りなくなったら足せる
- ニオイがもれない(わが家は冷蔵庫保管)
- 初心者でも失敗しづらい
普通ならぬか床を育てて、毎日混ぜて、ニオイが気にならない保管場所を確保して…と大変な時間と労力がかかるところを、無印良品のぬか床なら全て解決済み。
すぐにぬか漬けをはじめたい初心者や、冷蔵庫に余裕があるなら、スペースがないお家でも大丈夫です。
- チャックのレール部分は手入れが大変
- 袋に高さがあるので混ぜにくい
- 初回はすっぱくなる
- 冷蔵庫内のサイズにより畳む必要があり、見栄えがイマイチ
- 長い野菜はカットが必要
以下から詳しく紹介していきますね。
チャックのレールにつくぬかの解決方法
ぬか床を混ぜることでチャック袋のレール(閉じる部分)に糠が付着するため、毎回ティッシュでふき取っていて…これが面倒くさいんですよね。
しっかり閉じられていないと、ぬか床が乾燥したり、液漏れ、異常発酵の原因になるので神経を使います。
調べてみたら、無印良品にも『液体とニオイが漏れないバルブ付き密閉ホーロー保存容器 深型・大』という商品があるけれど、バルブを上下に動かさないといけないのが面倒くさい、もう少し深さがほしい、という声が多く、野田琺瑯の『ぬか漬け美人』という商品が人気でした。
チャック袋が破けないか心配な人や、これから長くぬか漬けライフを楽しみたい方は、容器をあらかじめ購入するのが賢いと思います。
ぬか床を混ぜやすくするにはスプーンを使う
無印良品のぬか床は高さのあるチャック付き袋で行うために、腕の部分にぬかがついたり、周囲に飛び散ったりもします。
私が行っている対策としては、手ではなく調理スプーンで混ぜること。
無印良品で人気のシリコーン調理スプーン、お持ちの方も多いのではないでしょうか?
黒くて浅い、お玉みたいなアレです。
調理スプーンは長さがあるので、混ぜる時に糠が腕につくことが無くなりましたし、冷蔵庫でキンキンに冷えたぬか床を手で触らずに済みますよ!
さすがに冬は辛いので調理スプーンを使います。
おたまだと、すくう部分にぬかが溜まり混ぜにくいので、浅い調理スプーンがおすすめです。
初回は失敗してもいい余り野菜を漬ける
普通のぬか床は、捨て漬けといって、初めてつける野菜は野菜くず(皮やヘタなど)を入れます。
これにより野菜の表面についた植物性乳酸菌がぬか床の中で増えて発酵するんです。
ただ、無印良品のぬか床は発酵済みなので商品説明には『すぐに漬けられます』と書かれています。
私が初めて漬けたきゅうりはとってもすっぱかったので、失敗したのかと思いました。
調べてみると、初回はすっぱい・塩辛いけど、2回目以降は食べやすくなったという口コミが多くありました。
新鮮だったり高価な野菜を一番最初に漬けるともったいないことになるので、冷蔵庫で余った野菜や、使い切れそうにない野菜などを利用するのがおすすめです。
初漬けのコツとしては、長時間漬けすぎないことも大切です。
パッケージに書かれている目安時間より1、2時間短くてもいいと思います。
放置時間が長いと、そのぶん塩分や酸味が野菜に浸みこんでしまいます。
私のように忘れっぽい人は、スマホのリマインダー機能やカレンダーを利用したり、冷蔵庫にメモを貼るなどしてすぐ思い出せるようにしておきましょう!
少ししなびてるくらいの野菜なら、ぬか漬けにすると水分が戻っておいしく頂けます。
『またダメにしちゃった…』と落ち込まなくていいし、お財布にも嬉しいし、身体にもいいし、ぬか漬けっていいことづくめです。
冷蔵庫保管に必要なサイズと注意点
わが家の冷蔵庫は、東芝のベジータを使っています。
一番下段の右端をぬか床スペースとして確保。
冷蔵庫は上段と下段で温度が違い、下にいくほど冷たくなるんです。
発酵食品は温度が高いほど発酵スピードが早まるため、温度の低い下段に置いて発酵スピードをゆるやかにしています。
発酵しすぎたぬか漬けは舌がビリビリするような刺激をともない味もまずくなるので、それを防ぐためにも下段での保管がおすすです。
無印良品のチャック付き袋1kgのサイズ感ですが、冷蔵庫内で意外と場所を取ります。
買っても入らなかった!とならないように、事前に確認しましょう!
【無印良品発酵ぬかどこ1kg袋のサイズ】
- 高さ:約22.5cm(袋を折れば8cm程度)
- 幅約:13cm(端を折れば7cm程度)
- 奥行:約21cm
※何度か漬けているため、水分量の分、高さが増している可能性があります。
特に高さは入れる野菜やぬかの量(補充した場合)、水分量によって変化することを念頭に余裕を持たせて考えるといいですよ。
袋を折るか折らないかでまた変わってきますが…。
しかし、見た目もよくないし高さ分のデットスペースが生まれるんですよね…。
下にスペースを取ればいいんじゃない?と思うかもしれませんが、下(ぬか漬けに接する面)に出し入れするようなモノを置くと、温度変化で発酵が進んでしまうおそれがあります。
しっかりしたホーローの容器に入れるなら、上にモノを載せられて、今あるデッドスペースを有効活用できます。
私も容器を買おうかな?と思い始めました。
長い野菜はカットが必要
無印良品のぬか床は1kgという数字だけ見ると量があるように感じるんですが、漬けられる野菜の量やサイズには限度があります。
しかも、きゅうりや長なすなどの長めの野菜はカットしなければならず、少し手間を感じました。
無印良品の公式サイトによると、推奨される漬け込み量は以下のように書かれています。
きゅうりは中くらいでも長さが足りないため、半分にカットする必要がありました。
家族が多かったり、たっぷり漬けて楽しみたい方は、チャック付き袋ではなくて容器に詰め替えた方が量も作れて、深いので混ぜやすいと思います。
茄子だけは、ぬか漬けにするのはやめようと思いました笑
ぬか漬け生活は続く
今年の6月にはじめたばかりのぬか漬け生活ですが、『これ入れたらどうかな?』と色々実験してみるのが楽しいです。
今回の記事は長くなってしまったので、
- 『すっぱい』『水っぽい』時の解決法
- 悪い菌を増やさないために入れたもの
- ぬか漬けにして美味しかったもの、まずかったもの
最後までお読み下さり、ありがとうございました!

